この記事で解決できる悩み
・楽天証券、SBI証券でNISAの口座開設を迷っている
・楽天証券の特徴を知りたい
・SBI証券の特徴を知りたい
・自分が合う証券はどっち?
こんにちわ!ほーりです。
2児のワーママ。投資歴8年目。
投資知識ゼロから始めた投資の含み益は70万円超えました。
NISAを活用しており、毎月15,000円をつみたて投資中。
旧NISA・新NISAを合わせると、含み益は20万円を超えました。(※2024年7月現在)

私自身は、楽天証券でNISAを運用中。
家族の口座でSBI証券も利用しています。
そんな私がSBI証券・楽天証券の特徴、どちらの証券口座がおススメかポイントをお伝えします。

楽天証券・SBI証券の徹底比較表
ネット証券でたくさんの方に利用されているのが「楽天証券」と「SBI証券」です。

「楽天証券」と「SBI証券」まで絞ったけど、どちらがよいか選べない…
新NISAをはじめたい方で、口座開設で迷っている方に向けて、楽天証券とSBI証券の特徴を解説します。
楽天証券 | SBI証券 | |
①開設口座数 | 1,100万 | 1,300万 |
②取扱い銘柄数 | 223本 | 225本 |
③クレジットカード払い | 楽天カード 楽天プラチナカード 楽天ゴールドカード (ポイント付与率:最大1.0%) | 三井住友カード 三井住友カードゴールド 三井住友カードプラチナリファード など (ポイント付与率:最大3.0%) |
④投信保有ポイント | 楽天ポイント (ポイント付与率:最大0.198%) | Vポイント Pontaポイント dポイント JALのマイル PayPayポイント (ポイント付与率:最大0.25%) |
⑤ポイント投資 | 投資信託/国内株式(現物) 米国株式(現物・円貨) バイナリーオプション (対象ポイント:楽天ポイント) | 国内株式(現物・S株) 投資信託 (対象ポイント:Vポイント/Pontaポイント) |
⑥投資信託の定期売却サービス | 〇 | × |
⑦単元未満株投資 | 対象銘柄:東証一部銘柄 | 対象銘柄:東証全銘柄 |
⑧IPO投資 | 取扱い実績:61 | 取扱い実績:91 |
⑨銘柄の対象国 | 6か国 (米国/中国/インドネシア/シンガポール/タイ/マレーシア) | 9ヵ国 (米国/中国/韓国/ロシア/ベトナム/インドネシア/シンガポール/タイ/マレーシア) |
⑩画面の操作性 | ◎ | 〇 |
⑪銀行連携 | 楽天銀行 優遇金利:300万円以下まで 0.10% | 住信SBIネット銀行 優遇金利:0.030% |
楽天証券とSBI証券を以下の11項目で比較しながら、それぞれの特徴を確認していきます。
①開設口座数
②取扱い銘柄数
③クレジットカード払い
④投信保有ポイント
⑤ポイント投資
⑥投資信託の定期売却サービス
⑦単元未満株の取引
⑧IPO投資
⑨銘柄の対象国
⑩画面の操作性
⑪銀行連携
1つ1つ解説していきます。
①開設口座数
口座開設数は「SBI証券」が多いです。
口座開設数が多いということは、投資家が支持していることの指標になります。
口座開設数で楽天証券とSBI証券を比較しましょう。(※2024年8月現在)
楽天証券 | 1,100万 |
SBI証券 | 1,300万 |
SBIはグループでの口座開設数になりますが、SBIが口座開設数は多いです。
楽天証券も1,000万以上口座開設されており、多くの投資家からの支持されていることが分かります。
②取扱い銘柄数
つみたて投資枠の取扱い銘柄数は、ほとんど同じです。
取扱い銘柄が多いと、投資の選択肢が増やせます。
新NISAを利用する多くの方は「つみたて投資枠」を利用します。
今回は、新NISA対象の取扱い銘柄数で比較してみましょう。(※2024年8月現在)
楽天証券 | 223本 |
SBI証券 | 225本 |
つみたて投資枠の銘柄数は、ほとんど変わりませんでした。
③クレジットカート決済
クレジットカード決済は、日常的に利用しているクレジットカードによっておススメの証券が変わります。
つみたて投資枠を利用するとき「クレジットカード決済」にすると、支払金額分のポイントが付与されます。
決済方法はお得につみたてできる「クレジットカード」を選択しましょう。
楽天証券は「楽天カード」、SBI証券は「三井住友カード」や「Oliveフレキシブルペイ」などが対象カードです。
決済カードを設定すると、決済時にそれぞれ楽天ポイント、Vポイントなどが付与されます。
具体的にどれくらいのポイント付与になるか解説します。
楽天証券
楽天証券のクレカ積立のポイント付与は以下の通りです。

(引用:楽天証券)
ポイントは楽天市場はもちろん、スーパーやドラッグストアでの買い物などに「1ポイント=1円」で利用することができます。
SBI証券
SBI証券の三井住友カードでのクレカ積立のポイント付与は以下の通りです。
●三井住友カード
※2024年内にポイント付与率が変わります。


(引用:SBI証券)
●三井住友カード以外
SBI証券はクレカ積立の対象カードが豊富です。
普段活用しているクレジットカードがあれば、利用しましょう。
④投信保有ポイント
投信保有ポイントはSBI証券が対象銘柄も多く、ポイント付与率も高いです。
投信保有ポイント
投資信託の保有残高に応じて付与されるポイントのこと。
投信保有ポイントの特徴は以下の通りです。
対象銘柄 | 付与ポイント | ポイント付与率 | |
SBI証券 | 基本全銘柄 | Vポイント Pontaポイント dポイント JALのマイル PayPayポイント | 銘柄位によって異なる。 最大0.25% (※2024年8月現在) |
楽天証券 | ・楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド ・楽天・S&P500インデックス・ファンド ・楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド ・楽天・日経225インデックス・ファンド ・楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド ・楽天・SOXインデックス・ファンド | 楽天ポイント | 銘柄によって異なる。 最大0.198% (※2024年8月現在) |
投信保有ポイントは、対象銘柄や付与ポイントの種類も多く、付与率も高いSBI証券がおススメです。
⑤ポイント投資
ポイント投資はクレカ積立との併用が可能で投資対象銘柄が多い「楽天証券」がおススメです。
ポイント投資
買い物などで貯まったポイントで株や投資信託を購入すること。

現金を使わずに購入できるので、マイナスが発生した場合、心理的損失が少ないです。
ポイント投資の特徴は以下の通りです。
対象ポイント | 対象銘柄 | |
楽天証券 | 楽天ポイント | 投資信託 国内株式(現物) 米国株式(現物・円貨) バイナリーオプション |
SBI証券 | Vポイント Pontaポイント | 国内株式(現物・S株) 投資信託 |
SBI証券でのポイント投資は現金決済の利用のみです。
楽天証券はクレカ決済でポイント併用が可能なので、毎月500ポイントを投資に利用するという設定を行うこともできます。
対象銘柄の多さとクレカ決済と併用可能なことから、ポイント投資で選ぶなら楽天証券です。
⑥投資信託の定期売却サービス
投資信託の定期売却サービスは、サービス利用が可能&売却方法が多い楽天証券がおススメです。
数十年後、運用した資金を使う時は「できるだけ価値の高い時」に売却したいと誰もが思うものです。

「売却のタイミング」「どれくらい売却するか」など…どうやって判断したらいいの?
「売却のタイミング」や「どれくらい売却するか」を見極めるのは投資経験者やプロも難しいものです。
投資信託の定期売却サービス
1度設定をすれば、決まった売却のタイミングと方法で自動的に現金化するサービス。

定期売却サービスを活用すれば、自動的に売却されるため感情に左右されず、注文し忘れもありません。
投資信託定期売却サービスの特徴は以下の通りです。
定期売却 金額を指定し売却する方法 | 定率売却 残高の何%かを売却する方法 | 定口売却 口数を指定して売却する方法 | |
楽天証券 | 〇 | 〇 | 〇 |
SBI証券 | × ※NISA以外では対応 | × | × |
投資信託定期売却サービスで選ぶなら、売却方法の選択肢が多い楽天証券がおススメです。
⑦単元未満株の投資
単元未満株の投資は、SBI証券と楽天証券どちらも可能です。
対象銘柄が多く、手数料がかからないSBI証券がおススメです。
単元未満株
通常、株は「1単元=100株」で100株から購入可能となるが、単元未満株は1~99株でも購入することができる。
1株からでも購入ができるので、お金の余力が限られている方でも投資できます。
取扱い銘柄 | サービス名称 | 手数料 | ポイント投資 | |
楽天証券 | 東証一部銘柄 | かぶミニ® | 無料 ※リアルタイム取引のみスプレッドが0.22%かかる | 〇 |
SBI証券 | 東証全銘柄 | S株 | 無料 | 〇 |
単元未満株の投資で選ぶなら、投資銘柄が多く、手数料がかからないSBI証券です。
⑧IPO投資
IPO投資は、取扱い実績が多く、IPO投資の抽選に挑戦すれば当選確率が高まるSBI証券がおススメです。
IPO投資
これから新たに証券取引所に上場する企業の株式を購入すること。
IPO株は、上場後に株価が上がりやすいため、利益が得られやすいのが特徴。
楽天証券もSBI証券も、IPO投資することができます。
IPO投資でそれぞれを比較してみましょう。
IPO取扱い実績 ※2023年 | 抽選ルール | |
楽天証券 | 61 | 完全平等抽選 |
SBI証券 | 91 | 平等抽選 IPOチャレンジポイント 優遇抽選 |
SBI証券には「IPOチャレンジポイント」という独自のポイント制度があります。
IPO投資の抽選・配分に外れたときにもらえるポイントで、ポイントを利用するとIPOが当選しやすくなります。

IPO投資に挑戦すればするほど、当選確率があがります!
IPO投資で選ぶなら、取り扱い銘柄が多く、当選確率が上がる制度もあるSBI証券がおススメです。
⑨投資対象国
投資対象国はSBI証券が多いです。
外国株式の対象国が多いと、投資の幅が広がります。
対象国の数を比較してみましょう。
対象国 | |
楽天証券 | 6か国 (米国/中国/インドネシア/シンガポール/タイ/マレーシア) |
SBI証券 | 9ヵ国 (米国/中国/韓国/ロシア/ベトナム/インドネシア/シンガポール/タイ/マレーシア) |
いろいろな投資にトライしたいと考えている方はSBI証券がおススメです。
⑩取引画面の操作性
取引画面の操作性は楽天証券がおススメです。
日に何度も投資をする投資(デイトレード)をしない限り、多くの方は毎日投資画面を見ることはありませんが、
特に投資初心者の方にとっては、取引画面の操作がしやすいかどうかはは気になるポイントです。
楽天証券の操作画面

SBI証券の操作画面

取引画面の操作は楽天証券がしやすいです。

投資初心者でも「感覚的」に操作することができます。
⑪銀行連携
銀行連携は、金利が高い楽天証券がおススメです。
ネット証券の場合、同じグループのネット銀行を開設するのが便利です。
ネット証券と銀行を連携することで株などを売買するときの入金がラクになり、優遇サービスをうけることもできます。
それぞれの特徴は以下の通りです。
サービス名 | 提携銀行 | 優遇金利 | |
楽天証券 | マネーブリッジ | 楽天銀行 | 300万円以下まで 0.10% |
SBI証券 | SBIハイブリッド預金 | 住信SBIネット銀行 | 0.030% |
銀行連携で選ぶなら、0.10%と高金利の楽天証券です。
結論:おススメの証券会社はどっち?

証券会社の特徴は分かったけど、わたしにはどっちの証券会社が合うの?

それぞれの証券会社がどんな方に合うか解説します!
楽天証券がおススメな人

楽天証券がおススメの人は、以下のような方です。
・普段から楽天サービスを活用している
・楽天ポイントを効率よく貯めたい
・画面操作に不安がある
楽天証券で対象銘柄を3万円以上投資すると、楽天市場の買い物での獲得ポイントを増やすことができます。
また楽天証券の投資画面は操作がしやすく、投資初心者の方でも感覚的に操作をすることが可能です。
SBI証券がおススメな人

SBI証券がおススメの人は
・楽天ポイント以外をよく利用している
・投信保有ポイントを貯めたい
・いろいろんな投資にトライしたい
SBI証券では、獲得できるポイントの種類が多いです。
コンビニやドラッグストアなどで利用しているメインポイントがあればSBI証券を選びましょう。
また投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる「投信保有ポイント」を活用すると、効率よくポイントを貯めることができます。
対象国や銘柄の種類も広いため、いろいろな投資にトライしてみることが可能です。
家族を巻き込んで両方を活用する
新NISAは1人1口座です。
そのため、楽天証券とSBI証券を両方活用することができません。
両方活用したい場合は、パートナーや18歳以上の家族の口座として開設してみましょう。
自分に合う証券をみつけよう
いかがだったでしょうか。
楽天証券・SBI証券それぞれの特徴があります。
自身にあった証券口座で新NISAを運用してみてくださいね。