この記事で解決できる悩み
・40代からでも新NISAをはじめても大丈夫?
・どんな戦略で運用していけばよい?
・運用で注意するポイントは?
2児のワーママ。投資歴8年目。
投資知識ゼロから始めた投資の含み益は70万円超えました。
旧NISA&新NISAを活用しており毎月15000円をつみたて投資中。
20万円以上の含み益が発生しています。(※2024年7月現在)

そんな私が、40代から新NISAをはじめるメリットや活用方法をお伝えします!

40代から新NISAをはじめても大丈夫!

40代から新NISAはじめても、遅いんじゃない?

40代から新NISAをスタートしても大丈夫です!
金融庁も40代の方に向けて、新NISAの活用を解説しています。
40代から新NISAをはじめてもよいポイントは以下の通りです。
・複利の効果を得られる
・収入の余裕がでる
1つ1つ解説します。
複利の効果を得られる
40代も長期運用することで複利の効果をえることができます。
複利の効果とは?
投資ででた利益を、再投資することでまた利益を得ることができることです。
複利の効果を活用することで、雪だるま式に利益を増やすことができます。
新NISAの「つみたて投資枠」で長期的に運用した場合、複利の効果を大きくすることができます。
40代は老後までに20年以上の期間があります。

(引用:金融庁「資料コーナー」)
例えば、毎月1万円を年利3%で20年間運用した場合に、240万円が約330万円と90万円の利益をえられることになります。
40代から老後までの20年間運用した場合も、複利の効果をしっかりと得ることができるのです。
収入の余裕がでる
40代は役職がつくなど、収入の余裕がうまれ始める時期です。
投資は生活に支障がでない「余裕資金」で行うことが大切です。
そのため、余裕資金が多くなると、投資に回すお金を増やすことができます。
40代は余裕資金が増えるタイミングなので、新NISAを活用しやすくなります。
40代で新NISAをはじめるメリット・デメリット

とはいえ、40代からスタートするデメリットもあるんじゃない?
どの年代でも、投資をスタートすることにリスクやデメリットはあります。
40代で新NISAをはじめるメリット・デメリットを解説します。
メリット
40代で新NISAをはじめるメリットは以下のとおりです。
・退職までに十分な期間がある
・余裕資金を活用できる
・投資の選択肢が広がる
1つ1つ解説します。
退職まで十分な期間がある
40代で新NISAをはじめるメリット1つ目は「退職までに十分な期間があること」です。
40代で新NISAをスタートすれば、退職までに20年以上の期間があります。
20年以上運用すると複利の効果によって、資金を増やすことができます。

(引用:金融庁「資料コーナー」)
40代から新NISAを活用することで、老後の備えをつくることができるのです。
余裕資金を活用できる
40代で新NISAをはじめるメリット2つ目は「余裕資金を活用できること」です。
投資は生活に支障のない範囲で行うのが鉄則です。
そのため余裕資金がどれだけあるかが重要なポイントになります。
40代はその社会人経験から昇給・昇格する年代です。
非課税枠を活用できるのは、余裕資金がある40代だからこそです。

新NISAは生涯非課税枠が1800万円に増額されました。
余裕資金で、非課税投資枠を最大限に活用しましょう!
投資の選択肢が広がる
40代で新NISAをはじめるメリット3つ目は「投資の選択肢が広がること」です。
メリット2つ目でも解説した通り、
・40代は余裕資金がうまれやすい
・非課税枠をしっかり活用できる
というメリットがあります。
余裕資金が限られている場合、つみたて投資枠でコツコツと少額を積立てていきます。
余裕資金の額が増えると成長投資枠を活用することができ、さらに利益を狙っていくことが可能です。
デメリット
40代で新NISAをはじめるデメリットは以下のとおりです。
・投資目的が限定的になる
・損をするリスクが少し増える
・攻めの投資を選択しづらい
1つ1つ解説します。
投資目的が限定的になる
40代で新NISAをはじめるデメリット1つ目は「投資目的が限定的になること」です。
投資は時間をかければかけるほど利益が発生しやすくなります。
20年以上の運用で、マイナスになるリスクがほとんどなくなります。

(引用:金融庁「資料コーナー」)
住宅ローンや教育資金なども投資目的にしたいところですが、十分な投資期間をつくることができません。
運用期間から、40代から新NISA活用する場合の投資目的は「老後資金」がメインになります。
投資期間が限られているため、投資目的が限定的になってしまうのはデメリットと言えます。
損をするリスクが少し増える
40代で新NISAをはじめるデメリット2つ目は「損をするリスクが少し増えること」です。
余裕資金が多く、投資額が増えると、経済状況によるマイナスの影響も大きくなります。

経済状況によるリスクも考えて「分散投資」を行いましょう!
投資にリスクはつきものです。リスクを考えて投資先を選ぶことが大切です。
攻めの投資を選択しづらい
40代で新NISAをはじめるデメリット3つ目は「攻めの投資を選択しづらくなること」です。
20~30代は、投資期間があるため個別株などリスクが大きいものにもトライしやすくなります。
40代は、投資期間が限られており、また老後資金など「着実に増やすこと」が目的となっています。
リスクが大きい投資は最適な選択とはいえません。
着実に増やすことを意識した投資をしましょう。
40代の新NISA活用戦略

実際に運用する時のポイントってあるの?
新NISAを運用するときのポイントも気になるところです。
40代の新NISA活用戦略をご紹介します。
・老後まで長期・積立・分散で運用
・成長投資枠を活用する
1つ1つ解説します。
老後まで長期・積立・分散で運用
運用ポイントの1つめは、老後まで長期・積立・分散で運用することです。
長期・積立・分散で運用することで、リスクを少なくしながら、ほったらかし投資でも利益をえることができます。

なぜ長期・積立・分散がよいの?

長期・積立・分散だと、ほったらかし運用でもリスクを減らし利益を得られます!
理由を解説していきます。
なぜ長期?
長期運用期間になると、利益が安定し、元本割れする可能性がほとんどなくなります。

(引用:金融庁「資料コーナー」)
投資期間を「5年」「20年」で比較したとき、「20年」運用した場合は元本割れがなくなっています。
時間をかけるだけで、リスクを減らし利益を得やすくなるのです。
なぜ積立?
積立運用は、投資知識が少なくても購入タイミングで迷うことがなくなります。また、商品の購入単価が平準化されます。
積立運用は、毎月「決まった金額」を「決まったタイミング」で購入していく運用方法です。
毎日経済状況によって商品の購入単価は変化します。
購入単価が低いときに購入できるのが理想ですが、投資知識が少ない方や忙しくて値動きをチェックする時間がない方は購入タイミングをつかむのが難しいです。
それを解決するのが積立運用です。

(引用:金融庁「資料コーナー」)
決まった金額を定期的に購入することで、徐々に購入価格が平準化されていきます。

はじめに設定すれば、その後は自動的に運用されるのも積立運用の嬉しいポイントです!
なぜ分散?
分散投資をすることで、リスクを小さくすることができます。
1つの資産だけに集中して投資をしていくと、経済状況の変化による影響をうけやすくなります。

分散投資をすることで、経済状況が変化しても安心して投資を続けることができます。
投資商品はインデックスがおススメ
商品は「インデックス型」を選びましょう。
投資商品には「インデックス型」と「アクティブ型」があります。
インデックス型
インデック型は、ある指標をと同じ値動きをするように運用するファンドのことをいいます。
指数に近い値動きをするため、市場を超えるリターンは期待できませんが運用方針が分かりやすいです。
また、信託報酬料が低いのも特徴です。
アクティブ型
アクティブ型は、ある指標を上回る投資実績を目指したファンドです。
運用のプロが市場や企業を分析・調査しながら銘柄の選定を行います。
信託報酬料は高めになっていますが、高いリターンを期待することも可能です。
過去の実績から、アクティブ型に比べてインデックス型が成績がよいと言われています。
商品は、手数料が少なく、利益が出る可能性の高い「インデックス型」を選びましょう。
成長投資枠を活用する
成長投資枠も活用することで、さらに資産を増やしていきましょう。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。
2つは併用可能です。
つみたて投資枠の非課税投資枠は年間120万円が限度です。
投資余力があり、さらに投資する資金力がある方は、成長投資枠も活用しましょう。
成長投資枠も活用すると、非課税投資枠が年間360万円まで増やすことができます。

成長投資枠には、つみたて投資枠にはない銘柄もあるため、投資の幅が広げることもできます。
成長投資枠も活用することで、投資利益を大きく伸ばせる可能性があります。
成長投資枠でも積立運用をする
成長投資枠でも積立運用を行ってみましょう。
成長投資枠と聞くとリスクの大きい銘柄が揃っているように感じますが、つみたて投資枠と同じ銘柄もあります。
時間をかけて利益を増やしていきたい方は、成長投資枠も活用して積立運用をしましょう。
IPOにチャレンジする
IPO投資にもチャレンジしてみましょう。
IPO投資
これから新たに証券取引所に上場する企業の株式を購入することです。
IPO株は、上場後に株価が上がりやすいため、利益が得られやすいのが特徴です。
IPOは短期間で利益を得られる可能性が高いです。
さらに投資資金をゲットするために、IPO投資にチャレンジしてみるのもオススメです。
債券に投資をする
着実に増やすために債券に投資するのもオススメです。
債券
国や企業などが、資金調達を目的として投資家から資金を借りるときに発行されるものを債権といいます。
資金を借りている国や企業など(発行体)は、満期まで投資家に利子を支払います。
また発行体が破綻しない限り、満期になれば債権の額面金額(元本)は払い戻されます。

(引用:金融庁HP)
債券は、発行体が債務不履行とならない限り、トータルの利益が投資前から明確です。
見通しがつきやすく、株に比べてリスクが低いため、着実に増やしたい40代にはおススメの商品となっています。

新NISAでは、債権に直接投資することができません。
成長投資枠で、投資信託やETF(上場投資信託)として複数の資産に投資する形で購入することができます。
40代が新NISAをはじめる時のポイント

運用のポイントは分かったけど、はじめる時の注意点ってあるの?

これから新NISAをはじめる方は、以下のポイントをチェックしてください。
・生活防衛資金をしっかり確保する
・運用計画をたてる
・ネット証券をつかう
・クレカ積立にする
1つずつ解説します。
生活防衛資金をしっかり確保する
生活防衛資金はしっかり確保してから新NISAをスタートしましょう。
生活防衛資金
万が一のときに備えたお金のことです。
会社員であれば3~6ヵ月分のお給与額が目安です。
住宅ローンや教育資金など、金銭的な責任も大きくなる40代。
支払いが滞るリスクを最小限にするために、生活防衛資金はしっかり確保しておきましょう。
運用計画をたてる
新NISAをはじめるときに運用計画をたてましょう。
運用計画をたてることで、具体的な行動が分かります。
例えば、老後資金2000万円を貯めたいとすると「毎月5万円を年利5%で19年8ヵ月の運用が必要」です。
●毎月5万円を年利5%で運用した場合

(引用:金融庁HP)

運用シュミレーションは証券会社のHPなどで簡単にできます。
投資計画が分かると、経済状況の変化による軌道修正もしやすく、着実にお金を貯めていくことができます。
さらに、具体的な行動がわかると、漠然としたお金の不安も減ります。
ネット証券をつかう
新NISAはネット証券で口座開設をしましょう。
ネット証券は口座開設から、すべてスマホで手続きが完結します。
時間や場所を問わず手続きができるので、手軽にはじめることができます。
仕事やプライベートなどが忙しい40代。
すき間時間にスマホで手続きが完了するネット証券を活用しましょう。
おすすめネット証券①楽天証券

楽天ユーザーなら、楽天証券がオススメです。
つみたて投資枠取扱い数 | 223本 |
取引手数料 | 無料 |
クレカ積立対象カード | 楽天カード |
クレカ積立のポイント付与率 | 0.5~1% |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
積立金額 | 100円~ |
貯めたポイントは投資信託の購入にあてたり、楽天関連サービスの支払いで使用することができます。
また楽天市場で買い物をしたときのポイント付与率が上がる、銀行連携で金利アップなど、楽天ユーザーには嬉しいサービスがあります。
楽天ユーザーは、楽天証券で新NISA口座を開設しましょう。

楽天証券の操作画面は使いやすいため、これから投資をはじめる方はおススメです。
おすすめネット証券②SBI証券

SBI証券は、取扱い商品とクレカ積立の対象カードが豊富。
クレカ積立するとポイント付与率が最大5%と、長期投資を考えている方にはおススメの証券です。
つみたて投資枠取扱い数 | 225 |
取引手数料 | 無料 |
クレカ積立対象カード | 三井住友カード/アプラスカード/東急カード/タカシマヤカード/UCSマークのついたカード/大丸松坂屋カード/オリコカード |
クレカ積立のポイント付与率 | 0.5~5% |
貯まるポイント | 三井住友カード:Vポイント タカシマヤカード:タカシマヤポイント 東急カード:TOKYU POINT アプラスカード:アプラスポイント UCSマークのついたクレジットカード:Uポイント/majicaポイント 大丸松坂屋カード/GINZA SIXカード:QIRAポイント オリコカード:オリコポイント/暮らスマイル/提携先オリジナルポイント |
積立金額 | 100円~ |
外国株式の取り扱い国も5つの証券の中で最多。
クレカ積立で貯まるポイントの種類が豊富なのが特徴です。
取扱い銘柄が多いので、いろいろな投資にトライしてみたい方はSBJ銀行がおすすめです!
おすすめネット証券③マネックス証券

無料で使えるクレカを使っての積立ポイント還元率が高いのがマネックス証券です。
マネックスカードは初年度の年会費が無料。
さらに、2年以降は年1回の利用実績があれば年会費無料となります。
クレカ積立の設定をしておけば、実質年会費無料となります。
他証券でクレカ積立の還元率が1%以上になるには、「年会費がかかるカード」を利用しなければなりません。
年会費無料のカードで、1.1%と高還元率になるのはマネックス証券。
つみたて投資枠取扱い数 | 228本 |
取引手数料 | 無料 |
クレカ積立対象カード | マネックスカード |
クレカ積立のポイント付与率 | 1.1% |
貯まるポイント | マネックスポイント |
積立金額 | 100円~ |
クレカ積立のポイント還元率が高いので、クレカ積立ポイントを活用したい方はマネック証券がおススメです!

ポイ活が好きなや投資をしながら、しっかりポイントを貯めたい方におススメです!
クレカ積立にする
つみたて投資を行うときは「クレカ積立」にしましょう。
クレカ積立にすれば、積立した際にポイントが貯まります。
貯まったポイントは普段のお買い物や、投資資金として利用することができます。
お得に投資を行えるので「クレカ積立」がおススメです。
自分にあった運用で、着実に資産を増やそう
いかがだったでしょうか。
40代から新NISAをスタートするのは遅くはありません。
現状の収支やライフプランにあった投資を行うことで、着実に資産を増やしていくことができます。
投資は時間をかければかけるほど、リスクが小さくなります。
ぜひ早めに新NISAをスタートしましょう!